アニマルライツセンター(ANIMAL LIGHTS CENTER)は12月10日、毛皮反対デモ行進「ファーフリー・ウォーク(FUR FREE WALK)」を東京・渋谷で決行する。近年、消費者の意識の高まりもあり、毛皮を使わないエシカルなモノ作りをする企業やブランドが増えている。デモ行進は12年間実施し、毎年300~400人が参加してきたが、10月の「グッチ(GUCCI)」のファーフリー宣言によってさらに注目を集める状況になっているため、参加者が増加することが見込まれる。また、今年はアニマルライツセンターに学生部が発足し、今回が初めての活動ということもあり、10~20代の若い参加者が増えそうだ。ちなみに例年、参加者の7~8割が女性だという。デモでは、リアルファーの使用だけでなく、「リアルファー製品を買わないという選択」も促していく。
デモ行進への参加を促すチラシでは、来春ものからリアルファーの使用を廃止する「グッチ」に加え、すでに廃止している「ユニクロ(UNIQLO」「H&M」「ザラ(ZARA)」「無印良品」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」「ギャップ(GAP)」「ポール・スミス(PAUL SMITH)」、ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)社やヒューゴ ボス(HUGO BOSS)社などの著名ブランド・企業が「時代遅れのリアルファーを廃止すると宣言してトレンドのエコファーに切り替えた」と指摘。「12月10日13時から一緒に歩いてください」と呼び掛けている。当日のファー着用はNG。遠目だと判別できないため、エコファーも遠慮してほしいという。