日本製のニット製品・テキスタイルが集結した展示会「ジャパン・ベストニット・セレクション(JBKS)2017」(ジャパン・ベストニット・セレクション実行委員会主催)が12月6、7日の2日間、東京国際フォーラムで行われた。10回目となる今回は、国内のニット産地である新潟、山形、福島をはじめ和歌山、東京、大阪などから過去最大の75社(協賛企業含む)が出展、3878人が来場し、ともに過去最高となった。
協賛企業として参加した島精機製作所は、11月に地元和歌山で行った創立55周年の記念式典で披露して好評だったホールガーメント横編機の一部を展示。同じく協賛企業のザ・ウールマーク・カンパニー(THE WOOLMARK COMPANY)は、ウールを使用したシューズを発表した。「通常は合成繊維が使われるが、同等の強度や機能性を持ったウールの採用を実現した。ウール独自の通気性、消臭性、マシンウォッシャブルのメリットがポイントだ。時代のキーワードとなっているサステイナブルの観点からウールが再注目されている」と担当者。このシューズの開発には島精機製作所とドイツのストール社が協力した編みのテクニックも貢献しており、ウールの最新イノベーションをアピールした。