世界的な民泊予約サービスのエアビーアンドビー(AIRBNB)が2018年上半期の予約データに基づいた、18年の旅行トレンド予測を発表した。人気の都市ランキングで1位に輝いたのは東京。2位がパリで、3位が大阪、4位がニューヨーク、5位がロンドンと予約数は依然として大都市が上位を占めている。観光地として人気の高いマイアミは8位、リスボンは10位にランクイン。宿泊先に関しては、通常のアパートなどよりは、従来とは異なる体験ができる宿泊先が大幅に予約数を伸ばしている。自然に囲まれたロッジや旅館などは前年比600~700%になった。快適さだけでなく、ユニークな宿泊先を求めるようになっている傾向だ。人気上昇中の旅行先は、冬期オリンピックが開催される韓国・江陵市で前年比約2100%。イギリスのにぎやかなビーチタウンのボーンマスや米中西部のインディアナポリス、ベトナムの古都ダナンなどもランクインしている。
エアビーアンドビーでは“体験”のサービスも提供しており、一番人気があるのはフード&ドリンクカテゴリーで全体の約29%を占めている。旅行先で食に関するワークショップやカクテルのテイスティングなどのメニューが人気。一方で、自然や音楽といったカテゴリーも人気上昇中だ。