マークスタイラーは12月14日、“体験型セレクトショップ”と位置付ける同社初のショールーミングストア「ランウェイチャンネルラボ シブヤ(RUNWAY channel Lab. SHIBUYA)をプレオープンした。
1階は、「エモダ(EMODA)」や「アングリッド(UNGRID)」「メリージェニー(MERRY JENNY)」「ジェイダ(GYDA)」「コトリカ(COTORICA.)」などマークスタイラーの全17ブランドから、自社ECサイト「ランウェイチャンネル」のランキングトップの商品や受注する商品や限定商品などを並べる。プレオープン時は、アウターとデニムを中心に約30型そろえる。多くの商品がフリーサイズで、サイズ展開のあるアイテムも全サイズ、全カラーバリエーションを用意する。
2階はフィッティングルームに加え、試着したままでも撮影できるフォトスポットや3Dスキャナー、コンセントとWi-Fiを完備したメイクスペースを設置する。3Dスキャナーは、2秒間で全身360度を撮影することができ、QRコードをスマホで読み込むとSNSでのシェアも可能だ。好みの商品を試着し、自由に撮影。試着した商品はQRコードを提示し、帰宅後のEC購入を促す。
「ランウェイチャンネル」の会員数は200万人を超えており、EC化率は32%に達する。今回の出店の狙いについて北島健一EC本部本部長は、「個々のブランドのファンは多く購入回数は増えている反面、新規顧客獲得や全体のリピート購入が伸ばしきれていない。まずは会員全体の40%を占める関東エリアの既存客に対し、楽しく商品を選んでもらえる場として、『ランウェイチャンネルラボ シブヤ』を認知してもらいたい。学校帰りの遊び場としても利用してほしい」と話す。本格オープンは3月以降を予定する。