12月12日に放送された「ガイアの夜明け」で、縫製工場による外国人技能実習生に対するブラックな労務問題がレポートされ、業界内がざわついている。会社名や顔にはぼかしが入っていたものの、発注の大元であると特定された、「セシルマクビー」などを手掛けるジャパンイマジネーションには、SNSなどで“炎上”したり、取引先などからも問い合わせが相次いだ。
同社は15日夜、リリースを発表。「縫製工場による外国人技能実習生の労務問題に関して、今年7月に岐阜一般労働組合及び番組制作会社から一報を受け、初めて認識した」ことや、「取引先メーカーに確認した結果、問題の工場に対して該当商品を発注していたこと、労務問題の存在などが分かった」と説明。「取引先メーカー様へ同工場での商品の製造を取りやめていただくよう申し入れ、本年9月をもって同工場での製造は終了している」と続ける。さらに、「今回の不適切な人権労働環境のもと製造されていたとすればまことに遺憾であり、その実情を知りえなかったことについては、大いに反省すべき点であると認識している」として、製造現場に対するさらなる関心や注意を払うことを誓った。