人気ブロガー、キアラ・フェラーニ(Chiara Ferragni)は、自身が立ち上げたTBSクルー(TBS CREW)の社長兼最高経営責任者(CEO)に就任した。リカルド・ポッゾーリ(Riccardo Pozzoli)前CEOは引き続き少数株式を所有するが、経営からは退く。
TBSクルーは社員14人の企業で、フェラーニ社長兼CEOや妹のヴァレンティーナ(Valentina)のマネジメントを行うエージェンシー、フェラーニ社長兼CEOのファッションやライフスタイルを紹介する「ザ ブロンド サラダ(THE BLONDE SALAD)」の運営、デジタルコンテンツ制作を手掛ける。
フェラーニ社長兼CEOの同職就任は、同社の全プロジェクトに携わることを目的としている。「これまでは一部のプロジェクトに関わっていなかった。クライアントは私が関わっていると思っていたが、実際はそうでないと知って失望させてしまったこともあった。これからは私が全てのプロジェクトの承認権を持つことになる」とコメントした。
30歳のフェラーニ社長兼CEOは現在妊娠しており、10月末時点で妊娠5カ月。ロサンゼルスで出産し、二重国籍を取得させるようだ。あえてこのタイミングで同職に就任したことについて、「妊娠中にCEOになることは女性の地位向上につながる。このタイミングでCEOに就任できてよかった」と話した。なお、婚約者は人気イタリア人ラッパーのフェデズ(Fedez)だ。また、企業が抱える課題については「就任して2カ月で早くも改善している」と述べた。同社は小さなオフィスに移転することで経費の35%を削減し、フェラーニ社長兼CEOの活動関連による売り上げが80%増加すると見込んでいる。また、フェラーニ社長兼CEOは新たにコンサルタントなどを雇い、新たなマネジメントチームを作って、ビジネスの整理と長期的戦略の調整を進めるという。
なお、フェラーニ社長兼CEOは別会社で「キアラ・フェラーニ コレクション(CHIARA FERRAGNI COLLECTION)」を運営している。