ユナイテッドアローズ社(UNITED ARROWS LTD.以下、UA)は、住宅リフォームのグローバルベイス(GLOBAL BASE)との協業によるマンションフルオーダーリノベーションサービス「リ アパートメント ユナイテッドアローズ(RE:APARTMENT UNITED ARROWS)」の第1弾の提供を2018年1月6日から開始する。武蔵野市・吉祥寺の12階建て築47年のマンションの11階・1室(約76平方メートル、2LDK)、家具込み8780万円(家具込みでローンが組めることが特徴)、家具なし8580万円。
今回の協業は、グローバルベイスがUAとライセンス契約し、都心の優良中古マンションの調達と施工を行うグローバルベイスのリノベーションワンストップ事業「マイリノ(MY RENO)」において、UAが内装デザインから家具製作までをプロデュースするもの。UAはこれまで、野村不動産の住まい「プラウド(PROUD)」とタッグを組み、収納やゲストルームなどをプロデュースしてきたが、フルオーダーのリノベーションは初となる。
大田直輝UA上席執行役員 商品戦略本部 本部長 兼 ファッションマーケティング部 部長は、「『プラウド』では『プラウド』の顧客に向けて提案していたが、『マイリノ』は一から新たにリノベーションしており、UAの世界観でUAの顧客像に向けて内装を考えることができた。これは洋服を提案するのと同じ考え方だ」という。今回のリノベーションでは、リビングの一角にガラス材と鉄材をパーティションに使用したガラス張りの書斎スペースやベッドルームにガラスと鉄材で作った見える収納スペースの他、UAが店舗で採用する天然石六角モザイクタイルを使ったキッチンや洗面室、オーク材を使ったヘリンボーン状の床などが特徴的。ソファやベッド、サイドテーブル、アイランド型のオリジナルキッチンなどの家具もUAの視点で作っている。
さらに今回の協業では、空間デザインと家具だけでなく、コップやナイフ、フォーク、タオル、花瓶など生活の中で使用する全てをUAが取りそろえているのも特徴で、「このモデルルームを見に来た人からニーズを確認することで、UAのMDの精度アップが見込めるといった、ショールーム的な役割も担う」と語る。第2弾は2018年2月ごろ、第3弾は4月ごろに都内で完成する予定だ。さらに、「3年後にはモデルルーム内の全てのアイテムが購入できるようなシステムを構築したい。将来的には、戸建てやホテルなどでも展開できたら」と先を見据える。