先日、コナカのオーダースーツ「ディファレンス(DIFFERENCE)」の取材に行ってきました。2016年10月1日に青山店をオープンし、本格スタートとなったサービスですが、1年余りの17年12月末で49店舗を展開し、あっという間に販路を広げています。なんと先日、編集部オフィスから徒歩2分のところ、六本木交差点近くにも店舗がオープンしました。
初めて店舗に行かれた方はその小ささにびっくりするかもしれません。生地見本が並んでいてカウンターだけ、という店舗もあります。「ディファレンス」の画期的な点は、このお店の小ささに隠されています。というのも、生地やシルエットの選定がスマホのアプリでできてしまうんです。まずは来店予約をして、「ディファレンス」の店舗に行き、テーラーに採寸をしてもらいます。そのデータを取り込んだら、あとはアプリで生地やシルエットを選び、肩幅や着丈を調整してオーダー完了。もちろんボタンの形や色などディテールもアプリで選択可能です。これまで特に女性にとってはハードルの高かったオーダースーツですが、少し気軽に頼めるようになりそう。
基本的に全店舗で男女両方のスーツを扱っていて、中には女性のテーラーさんがいる店舗もあるそうです。ウィメンズではスタイリストの徳原文子さんを起用していて、こなれたデザインのスーツがそろっています。実際に女性のリピート率も高く、みなさんボタンや生地のカスタマイズを楽しんでいるそう。オーダースーツになじみがなかった20代後半~30代の女性たちの来店も増えていると言います。ちなみに価格はスーツなら上下で3万5000円、5万円、7万円、8万円、10万円の5つの価格です。
そして私が特にオススメしたいのがコートです。この秋冬トレンドのチェック生地などもそろっていて、価格はウールコートで6万円~(生地によって値段が異なります)。店舗では着丈の調節も最大20センチまで無料でできるとのことなので、スーツだけでなく、私服と合わせるロングコートをオーダーしてもよさそう。オーバーサイズがトレンドとはいえ、肩の位置が合わないとなんだか不格好になってしまうアウターですが、オーダーならもちろんその心配もナシ。どの店舗でも受け取れますし、宅配も可能なので、帰省中に近くの店舗で採寸し、帰りの新幹線でオーダーして、都内の店舗で受け取りなんてこともできちゃいます。生地を見るだけなら来店予約も不要なので、フラッと気軽に店舗に立ち寄れるのもうれしいですね。