ファッション

大丸で買った思い出の品 300年後まで展示

 大丸松坂屋百貨店は、大丸の創業300年記念プロジェクトとして、大丸とゆかりのある品物とそのエピソードの募集を21日から始めた。集まった品物の中から数点を選び、2317年までの300年間、大丸心斎橋店で展示する。品物に関するエピソードを映像化し、ウェブサイトでも公開する。

 「300年クローゼット」と題したプロジェクトで、大丸が300年先まで顧客を支える存在であり続けるための決意表明と位置付ける。初デートで着た服、就職祝いの時計、形見のきものなど、大丸で買い求めた思い出の品々を消費者から1月末まで募る。選ばれた数点は、19年秋に建て替えオープンする大丸心斎橋店内に新設される「300年クローゼット」で展示する予定。300年後まで残すのは「必ずしも高価な品物である必要はなく、それよりも魅力的なエピソードを重視して選考したい」(同社)という。

 21日に会見した好本達也・社長は「5年先のことも分からない時代に、300年後のことを考える。今後もお客さまの幸せを支えていく存在であり続けるための覚悟を新たにしたい」とプロジェクトの意義を語った。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。