パンクの女王、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)の芸術的感性や社会活動、ファッション業界における影響力に迫る長編ドキュメンタリー映画「Westwood: Punk, Icon, Activist」が来春公開される。監督を務めたのは、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」をはじめ、「ナイキ(NIKE)」「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」などの短編ムービーも手掛けた経験があるローナ・タッカー(Lorna Tucker)、配給元はドッグウーフ(DOGWOOF)。
息子のジョセフ・コー(Joseph Corre)など、ウエストウッドの家族や親交の深い友人のインタビューなどを交えながら、ウエストウッドの成功するまでの努力や苦労、1970年代のマルコム・マクラーレン(Malcolm McLaren)との関係などを掘り下げる。ドキュメンタリーは、客観的な視点を盛り込んだ新しく撮り下ろした映像とアーカイブ映像をミックスし、ウエストウッドのカオスな美学とクリエイションを彼女自身の言葉とともにで描いていく。
同映画は、2018年1月20日に開催される米「2018サンダンス映画祭(2018 Sundance Film Festival)」の“ワールド シネマ ドキュメンタリー”部門に出品している。配給元のドッグウーフは、ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)のドキュメンタリー映画「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(原題:DRIES)」や「ビル・カニンガム&ニューヨーク(原題:Bill Cunningham New York)」「ディオールと私(原題:Dior and I)」などのファッション映画も配給している。
なお、イギリスとアイルランドでの公開日は3月23日。日本での公開は未定だ。