ファッション

ブルース・ウェーバー vs 男性モデルセクハラ訴訟 ウェーバーが一切を否認

 性器をこするよう強要されるなどのセクハラを受けたとして、男性モデルのジェイソン・ボイス(Jason Boyce)が写真家のブルース・ウェーバー(Bruce Weber)らを相手どり、慰謝料などを求めてニューヨーク州最高裁判所に提訴した件について、ウェーバーは12月21日に提出した答弁書の中で一切を否認した。

 ウェーバーは答弁書の中で「無責任な原告(ボイス)とその代理人が開いた中傷的な会見のせいで、証拠もなく立証されていない、誤った内容が世界中に広まってしまった。被告(ウェーバーら)は闘うが、どうやって名誉を回復すればよいのか」と訴えている。

 ボイス側が提出した訴状には、ウェーバーの他に、ボイスが当時所属していた事務所ソウル・アーティスト・マネージメント(SOUL ARTIST MANAGEMENT)、その創業者のジェイソン・カナー(Jason Kanner)およびウェーバーの所属事務所リトル・ベア・インク(LITTLE BEAR INC.)の名前もあるという。

 ウェーバーは、本事案の棄却と、弁護士費用などを含む本訴訟に関連する費用をボイス側に負担させることを求めている。

 ウェーバーおよびボイスのいずれの代理人からもコメントは得られなかった。

 また、ロレアル(L'OREAL)が「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のメンズフレグランスのキャンペーン広告の撮影をウェーバーに依頼していたことが判明した。広告は1月に公開される予定だったが、公開を見送ったという。ロレアルおよび「ラルフ ローレン」からはコメントを得られなかった。その他にも、12月5~8日に開催された世界最大級の現代アートフェア「アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ2017(Art Basel Miami Beach 2017)」の期間中に予定されていたウェーバーのイベントもキャンセルされたことが判明している。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。