まだまだ寒い日が続いていますが、年末年始のセールが終わると同時に店頭には春の立ち上がり商品が並びます。ジュエリー好きの私は、ウエアのみならずジュエリーをコーディネートにどう合わせるかを考えるのが好きです。同じ格好でもジェエリーを着けているのと着けていないのとでは、全然見え方が違ってくるから不思議です。リラックスしたシルエットの服でも洗練されたジュエリーを着けるだけで、カジュアルになりすぎずに全体的メリハリのある印象に見えます。
各都市のコレクションをチェックしている中で、特にパリブランドのジュエリーのコーディネートは新たな気づきがあり、参考になります。ここ数シーズン、ボリュームのあるジュエリーがトレンドですが、2018年春夏シーズンもその傾向は続きそうです。中でもバングルやブレスレットに注目しています。特に「セリーヌ(CELINE)」の大ぶりのシルバーとレザー、ゴールドのバングルを重ねたスタイルはとても洗練された印象。これだったらシンプルなTシャツ1枚でもサマになります。
「ディオール(DIOR)」のようにレディーライクなドレスには、あえてミサンガのようなブレスレットや、クラフト感のあるレザーの素材の素朴なタイプを合わせるのが新鮮です。マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)が「ディオール」のアーティスティック・ディレクターに就任してから数シーズン提案している人気のチョーカーは、長めのネックレスと重ね付けするのも今季らしいです。
また、耳元では「サンローラン(SAINT LAURENT)」のイヤリングがイチ押し。大ぶりかつフェミニンで、どんな格好でも意外と合わせやすく、洗練さが一気にアップしそうです。
春夏シーズンは腕まわりや胸元を見せることが多いですが、カジュアルな恰好や腕まくりしたシンプルなシャツに存在感のあるジュエリーを合わせるだけでスタイルがワンランクアップします。春夏のウィッシュリストにウエアのみならずジュエリーも入れてみてはいかが?