日本発の新スキンケアブランド「ダムダム(DAMDAM)」が11月9日にデビューした。同ブランドは、シンガポール版「ハーパース・バザー(Harper's BAZAAR)」の編集長をはじめとして、約15年間ファッション誌のエディターとして活躍していたジゼル・ゴー(Giselle Go)=クリエイティブ・ディレクターが、ファッションPRコンサルタント会社を経営するフィリップ・テリアン(Philippe Terrien)代表とともに立ち上げたもの。
ブランド名はゴー=クリエイティブ・ディレクターの母国語であるタガログ語で「感覚」を意味する。2年の開発期間を経て、クレンザー、ミスト、オイルセラム、バーム、マスクの5つの製品をラインアップした。ブランドのミッションについてゴー=クリエイティブ・ディレクターは、「毎日使う製品から化学物質を取り除き、体の中に吸収されても害のない、栄養のあるものだけを肌に与えたいと考え製品開発に取り組んだ。アジア各国から倫理的に調達された素材のみを使って、日本国内の工場で製造している」と製品力の高さに自信をみせる。また、テリアン代表は「美容に限らず、アート、フード、建築、デザイン、音楽、トラベル、職人技などに関したコンテンツをオンラインで発信するとともに、まだ知られていないクリエイターを、コラボレーションを通して紹介していきたい」と構想を語る。スタートは自社ECのみの展開となるが、リテールへの展開も視野に入れ、話を進めている。来年は、シャンプーやコンディショナーなどの新製品の発売も予定する。