編集部員さえあきれる(!?)ファッション・ヴィクティムで、ここ数年はやっぱりあきれられるほどジムホリック(ジム中毒)な「WWD JAPAN.com」編集長が、オシャレ化が加速するエクササイズ業界に潜入!カラダを張ってエクササイズを体験し、長年の経験からオシャレ度をジャッジします!初回は、月会費が最大30万円相当(!!)という、超高級ジムに潜入!その価値は、本当にあるのか⁉
みなさん、こんにちは。「WWD JAPAN.com」編集長のムラカミです。「WWDジャパン」に携わるようになって早10年。ファッションへの愛は変わりませんが、ここ数年、もう一つ、異常とも思える愛をスポーツジム、ならびにエクササイズに捧げています。その愛はファッション同様、常軌を逸しており(苦笑)、ジムに通う頻度は平均して週6回。土曜にいたっては“ジムのはしご”をしてしまうほど狂っています(笑)。ちなみに、ハマっているのは「ステップ」というエクササイズ。どんなものかについては、僕がインスタグラムに不定期アップしている動画をご覧ください(実名で検索可能ですw)。
さて、そんなファッション&ジム中毒がスタートしたこの連載は、最近続々誕生するニュー・エクササイズをファッションの視点からレポートしようという企画です。みなさん、エクササイズする時に重視するのはなんですか?もちろん運動の難度や強度は重要ですが、僕にはジムの雰囲気やウエア&スニーカー、一緒に頑張るインストラクターやジム友、音楽、シャワールームやお風呂なども重要です。ということでこの連載は、エクササイズのみならず、フィットネスエリアの世界観やインストラクターのルックス(!!)、シャワーやお風呂のアメニティに至るまでを細かくチェックし、みなさんにお伝えしようと思っています。カラダを動かす時もオシャレを貫きたい、そこのアナタ!ぜひ、お楽しみに!ムラカミのヘッピリ腰や、苦悶の表情まで垣間見える“オマケ付き”です。
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さぁ、そんな連載の第1回は、初回にふさわしく前代未聞のラグジュアリー・エクササイズです。場所は原宿。でも、それ以上は教えられません。なぜかといえば、そこは会員限定だから。予約をすると初めて、住所と電話番号が告げられるという会員制ジム「アイコニック(ICONIQ)」です。料金は、インストラクターとジムを借り切れちゃうVIPコース(33人限定)だと、1回(1時間程度)なんと2万5000円!週に3回通えば、3カ月のお支払い金額は90万円、つまり毎月30万円程度です。ちなみにジム貸し切りにしなくてもOKなら、1回1万5000円でパーソナルが受けられます。
施設は全部マットブラック!こんなにモードなジムは見たことない!
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この「アイコニック」は、日本で「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」や「ニール バレット(NEIL BARRETT)」「アミ アレキサンドル マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTUISSI)」などを手がけるビジネスパーソンがオープン。だからこそジムは、スーパーモードです!マシン自体は決して珍しいものではないそうですが、全部マットブラックに塗り替えた完全別注品。エアコンやゴミ箱など細部に至る備品もマットブラックで、赤い看板が目に映えます。
「ニール バレット」のイントラは、ベストボディ・ジャパンのグランプリ
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そして、インストラクターは、ジムの社長でもある井上ジュニアさん!「ニール バレット」のTシャツがキマっていて、あらめて「イタリアンブランドの洋服は、鍛えたカラダをキレイに見せるなぁ〜」と感心しちゃいます。ちなみに井上さんは2015年のベストボディ・ジャパンのグランプリで、当時の体脂肪率は驚愕の3%台だったとか!基礎代謝は、今も2000kcalオーバー(普通の男性は約1500kcal)!こんな人のパーソナルを受けられるなら、月に30万円の出費も惜しくないのかも⁉
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井上さんは、ビジュアルもさることながら、指導法もさすがです。ぶっちゃけ、美しく見えるカラダづくりへの想いがマニアックすぎる!たとえば肩周りの三角筋については、「前部は厚みを出すため、中部は陰影を強調するため、そして後部は丸みを出すために必要です」。そのプロフェッショナリズムに度肝を抜かれました(笑)。
シャワー&バスルームもモード。アメニティは「イソップ」
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さてそのほかのアメニティは、ドリンクが1本200円とちょっぴりゴージャスなプロテイン入りだったり(コレ、美味しくていつも飲んでいますw)、トイレ&シャワーも黒を基調としたモノトーンだったり、シャワーのアメニティが「イソップ(AESOP)」と「ボタニスト(BOTANIST)」だったり、ドライヤーが「ダイソン(DYSON)」だったりと、会費に見合うだけの最低限のこだわりは、すべてにおいて行き届いています。エクササイズ以外では、井上さんは食事まで管理・指導してくれるとのこと。ん〜、あんなカラダになれるのなら、月30万円払うエグゼクティブやプロアスリート、モデルはきっといるでしょう。
PROFILE:「WWD JAPAN.com」編集長。基本は毎日19時までに退社。そのあとは東京、神奈川のジムを訪れ、「ステップ」と「エアロビクス」、それにいまだ好きになれない筋トレばっかりの40歳。好きなトレーニングウエアは「アディダス バイ カラー(ADIDAS BY KOLOR)」、スニーカーは見た目重視の「リーボック(REEBOK)」の“ポンプヒューリー”、シャワーの後のアメニティは「キールズ(KIEHL’S)」、それらを詰め込むドラムバッグは「マルニ(MARNI)」×「ポーター(PORTER)」。毎日「よくばり弁当」の大盛りを食べながらも、体脂肪率は11%をキープ