ファッション

透ける素材がトレンドでPVCはどこまで流行る?

 2018年春夏コレクションのトレンドのキーワードの一つがトランスペアレントです。透け感のある素材を重ね、肌がうっすら見えるレイヤードスタイルが多く登場しました。その“透け感”のトレンドの流れで、PVC(ポリ塩化ビニール)素材を用いたウエア、シューズ、バッグなどが多くのブランドから提案されていたました。

 2月に発売予定の「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」と「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」のコラボレーションでもシューズをすっぽりPVCで覆ったブーツやパンプスが数多くラインアップしていました。

 ランウエイでは「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」や「セリーヌ(CELINE)」がPVC素材のバッグをラフにつかんで持つスタイルが登場したり、自然や水にインスパイアされた「シャネル(CHANEL)」は水をPVCで表現したりしていました。シューズは、梅雨の時期に足が蒸れてしまうかもしれないというリスクがありますが、バッグなら軽いし、カラフルなPVCで提案したらヒットしそうな予感です。

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」はウエアでもPVCを使用。「ヴァレンティノ」にかかれば、ジャケットがフューチャリスティックでエレガントに仕上がるからさすがです。多くのブランドで提案されていたPVC。どこまでマスマーケットに広がるか気になるところです。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。