マッシュスタイルラボのブランド「サロン ド バルコニー(SALON DE BALCONY)」が2017年秋冬シーズンを最後に、ブランドを休止すると発表した。東京・新宿ルミネ1のショップは1月28日に閉店し、オフィシャルオンラインショップは来春に閉鎖する予定だ。
ブランド休止はディレクターの野口アヤの退任により決定した。武蔵野美術大を卒業した野口ディレクターは04年にブランドの前身となるショップ、バルコニー(BALCONY)を代官山にオープン。05年にはブランド「バルコニー アンド ベッド(BALCONY AND BED)」をスタートさせ、13年にマッシュスタイルラボ傘下となった。
野口ディレクターはブランドの公式ホームページで「来たるべき時代と、数年後に私自身が50代へ向かうこのタイミングで、自分にとっても、生き方と物作りに対する考え方が変わった。このまま良い形で良いものをお届けし続けることができるのか自問自答し、ファッションと同じくらい好きだったアートへの想いや、海外へのつながり、今までと違う形の新しいクリエイション活動の想像など、さまざまな未来に対する事柄が自分の中に巡り巡って悩んだ末に、わがままを聞いてもらい、今回の退任を決めた」とコメントを発表。今後は個人で活動を行う。
「サロン ド バルコニー」は自然界のモチーフやアースカラーを中心に、リアルファーの不使用やオーガニックコットンの使用、 メード・イン・ジャパンのデニムなどを掲げてきた。