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ジョナサン・サンダースの後任が決定 約10年働いていた人物が「DVF」に7年ぶりに返り咲き

 「ダイアン フォン ファステンバーグ(DIANE VON FURSTENBERG以下、DVF)」は2017年12月に退任を発表したジョナサン・サンダース(Jonathan Saunders)=・チーフ・クリエィテイブ・オフィサーの後任に、11年まで10年間同ブランドで働いたネイサン・ジェンデン(Nathan Jenden)を指名した。ジェンデンはチーフ・デザイン・オフィサー兼クリエイティブ・バイス・プレジデントとして「DVF」のデザイン面すべてを総括し、2月に発表する17-18年秋冬コレクションがジェンデンのファーストコレクションになる。

 創業デザイナーのダイアン・フォン・ファステンバーグは「ネイサンが『DVF』に戻るのは非常に喜ばしく誇らしいことで、楽しみにしている。ネイサンは非常に才能がある技術的にも熟練したデザイナーで、才能溢れる若手デザイナーたちにも親しまれている。彼は“DVFウーマン”を完璧に理解しており、彼の在任中『DVF』は大きな成功を収めていた」とコメントした。

 ジェンデンは「『DVF』の本質は、取り入れやすいスタイルですべての女性に輝きとスタイル、自信、独立、自己肯定感を与えるという、ダイアンが創り出したブランドアイデンティティーだ。ダイアンはファッションだけでなく、人生へのアプローチ、芸術、文化、ダイバーシティーへの愛も深い。『DVF』はダイナミックでモダンでありながら、セルフエンパワーメントもできるブランド。そのブランドメッセージは、現代に親和性が高いと思う。私は“DVFウーマン”が欲しいものを、ブランドのエッセンスとともに与えたいと思っている。そして何より、女性が共感する素晴らしい服を作りたいと思っている」と就任への意気込みを語った。

 ジェンデンはロンドンで生まれ、セント・マーチン美術大学とロイヤル・カレッジ・オブ・アートでファッションを学んだ後、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)に師事した。98年にニューヨークに拠点を移し、「ダリルK(DARYL K)」のデザイン・ディレクターを3年間務めた後「DVF」に移籍。「DVF」在籍中に自身のブランドを立ち上げ、中国、香港、韓国に出店した。近年では、グローバル・ブランズ・グループ(GLOBAL BRANDS GROUP)傘下の「ベベ(BEBE)」のクリエイティブ・ディレクターを務めながら、「エルヴェ レジェ(HERVE LEGER)」や「ジューシークチュール(JUICY COUTURE)」などの他の同社傘下ブランドをサポートしている。

 なお、ジェンデンが11年に「DVF」退任した後はイヴァン・ミスペラーレ(Yvan Mispelaere)が2年半後任を務めていた。

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