編集部員さえあきれる(!?)ファッション・ヴィクティムで、ここ数年はやっぱりあきれられるほどジムホリック(ジム中毒)な「WWD JAPAN.com」編集長が、オシャレ化が加速するエクササイズ業界に潜入!カラダを張ってエクササイズを体験し、長年の経験からオシャレ度をジャッジします!年末年始バージョン(次回は、コレクションシーズン編を予定していますw)の最終回は、もう一度ベイクルーズのエクササイズに挑戦!!美しくなるフィットネスの「ビービーヴィオラ(B・B・V OLA)」に潜入します。
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渋谷と新宿、そして赤坂に店舗を構える「ビービーヴィオラ」は、加圧のパーソナルトレーニングにストレッチや有酸素運動、エステを絡めて美しいボディを作るフィットネス・プログラムを提供しています。今回訪れたのは、またも普段は男子禁制の赤坂店(他店は男性も利用可能です)。「ビービーヴィオラ」の人気プログラム、加圧パーソナルとエステの2つを体験しました。
ファッションも知ってるイントラは安心感絶大
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今回、パーソナルを担当してくれたのは、赤坂店の小川剛由・店長。会った瞬間、肩幅は広いのに、ウエストは激細(意図的に脇腹の筋肉は鍛えすぎないようにしているそう。短期間でカラダのシルエットを変えられるらしく、「さすがプロ」と驚かされます)、プリッと上がったお尻にスラッと伸びた御御足(おみあし)というナイスバディに軽いショックを受けます。そして聞けば小川店長、「もともとファッションに興味があって。ベイクルーズの人間なので、今は『エディフィス(EDIFICE)』とか好きですね」と話してくれて、ファッション業界人としては親近感&安心感大幅アップです。
フツーのジムには、ボディービルダーっぽいインストラクター、結構多いんですよねぇ。もちろん、そんなカラダを目指している人もいらっしゃると思いますが、僕は、そんなカラダになって洋服のチョイスを狭めるのはイヤ。むしろいろんな洋服を着るために、いいカラダになりたいんです。そんな人には、ファッションも分かるインストラクターって、嬉しくないですか?たとえばスキニーパンツを履くため太ももやふくらはぎの筋肉はつけすぎに筋肉量を増やしたいとか(実はムラカミ、足が発達しすぎてスキニーパンツを履くと卑猥に見えるのですw)、イタリアンブランドのジャケットを着たいから胸は大きくウエストは絞りたいとか、具体的なリクエストができそう!
そしてそれこそが、「ビービーヴィオラ」の加圧パーソナルの真骨頂。小川店長が、「『筋トレ』とか『パンプアップ(筋肥大)』ではなく、『ビービーヴィオラ』ではエクササイズを『ボディー・メイキング』と謳っているんです」と話すように、このフィットネスは「個々が思ういいカラダ」を目指すのです。
加圧は元祖「時短」&「低負担」
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さて、「こんなカラダになりたい!」と憧れちゃう小川店長に教えてもらい初体験する加圧は、ウワサ通りハードでございました(苦笑)。もちろんプロのパーソナルなので、血流を一時的に制限するための圧力や、その状態で持ち上げるバーベルの重さなどは安心のオールお任せ。けれど普段の半分の重さのバーベルでさえ、持ち上げるのに必死です!そして、10回やっただけで鍛えている部位はパンパン。いや、締め付けているからハナっからパンパン(笑)!!加圧トレーニングは、たとえ負荷は軽くても普段の最大3倍速の効果があると言われていて、効率的。ここでもニュー・エクササイズならではの「時短」&「低負荷」という潮流は健在です。
トレーニングでは、腰の可動域が狭くて、左右差も大きく、他に比べると筋肉が硬く発達も不十分と教えてもらいました。そうなんですよね〜。いっつも、ソレ、言われるんですよね〜。45分程度のトレーニングでそれを見抜くなんて、オシャレなだけじゃなく、ちゃんとプロのインストラクターさんです。
エステティシャンも同じ問題を指摘 2つの目が1体のカラダを見る
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加圧パーソナルの後は、至福のエステタ〜イム。小川店長同様、スポーツウエア姿のエステティシャン(白衣じゃないw)が、今回はさまざまな周波数を発する機械を背中から腰にあて、カラダ全体を温めてくれました。血行促進はもちろん、筋肉や皮下脂肪をほぐし、セルライトの軟化を促進することでさらなる美ボディを目指します。加圧パーソナルで筋力アップを、エステで脂肪ダウンを図り、2倍速で美ボディを目指しちゃおうというワケですね。
そして言われたのは、加圧パーソナルの小川店長と同じ「腰が悪い」という事実。今度は、「冷たい」「血流が悪い」「滞っている」と異なる表現です(苦笑)。加圧トレーナーとエステティシャン、プロ2人に言われてしまうのですから、腰が悪いことに疑いの余地はありません。筋トレして、ストレッチしなくっちゃ……。「ビービーヴィオラ」最大の特徴は、トレーナーとエステティシャンが2つの目(2人だから4つの目かw)で1つの体を見つめ、異なるメソッドで美しく健康的なカラダへと導くことのだ、と実感です。
キツい加圧の後、至福のエステというプログラムの流れも丁度良い(笑)。汗ばんだカラダでエステを受けてしまい、若干恐縮でした。スイマセン。
PROFILE:「WWD JAPAN.com」編集長。基本は毎日19時までに退社。そのあとは東京、神奈川のジムを訪れ、「ステップ」と「エアロビクス」、それにいまだ好きになれない筋トレばっかりの40歳。好きなトレーニングウエアは「アディダス バイ カラー(ADIDAS BY KOLOR)」、スニーカーは見た目重視の「リーボック(REEBOK)」の“ポンプヒューリー”、シャワーの後のアメニティは「キールズ(KIEHL’S)」、それらを詰め込むドラムバッグは「マルニ(MARNI)」×「ポーター(PORTER)」。毎日「よくばり弁当」の大盛りを食べながらも、体脂肪率は11%をキープ