米シンガーのザ・ウィークエンド(The Weeknd)は、「H&M」の人種差別的なフーディーがネットで炎上したことを受け、同社とのパートナーシップを解消する意思を発表した。問題となったフーディーは、「coolest monkey in the jungle(ジャングルで最もクールな猿)」とプリントされた「H&M」のグリーンのフーディーを黒人のキッズモデルが着用した画像を、あるSNSユーザーが投稿したことがきっかけで炎上。「H&M」は謝罪し、同アイテムの販売を中止した。
これに対しザ・ウィークエンドはツイッターに「今朝起きてこの写真を見て非常にショックを受け、動揺している。非常に不快。『H&M』とはもう仕事しない」と投稿し、同社との契約を破棄する意思をあらわにした。ザ・ウィークエンドのこの投稿に対するコメントは得られていない。「H&M」とザ・ウィークエンドは2017年3月に最初のコラボコレクションを発売し、9月にもコラボコレクションを発売している。
「H&M」はザ・ウィークエンドのツイッター投稿に対し「多くの人が問題の画像に動揺していることは理解している。H&Mで働くわれわれも同じように感じている。このような写真を撮影してしまったこと、またプリントしてしまったことに対し、深く謝罪する。ECサイトから画像を削除しただけでなく、同アイテムの販売を世界中で中止した。ワークフローを適切に追えていなかったのは明らか。こうした問題の再発を防ぐため原因を徹底的に調査する」とコメントしている。