ストライプインターナショナルは、2月9日に渋谷にオープンするホテル併設型旗艦店「ホテル コエ トウキョウ(HOTEL KOE TOKYO)」に“夜間の無人営業”、“キャッシュレスのスマートレジ”、“モバイルオーダーシステム”という3つの新施策を導入することを発表した。
ホテル宿泊客や渋谷という夜間もにぎわう立地を考慮して、2階のアパレルショップの営業時間を23時までとし、21時から23時までは“無人店舗”としてセルフショッピング形式で営業する。無人となる時間帯は現金での会計には対応せず、買い物客はスマートレジを利用してクレジットカードで決済する。また、順次、各種電子マネーやアップルペイにも対応するという。
代官山で人気のフレンチレストラン「アタ(ATA)」を手掛ける掛川哲司シェフがプロデュースするブレッド&ダイニング「コエ ロビー(KOE LOBBY)」では、テイクアウト専用のモバイルオーダーシステムを導入する。専用アプリを使用してスマートフォンから注文・支払いを済ませると、調理完了時に連絡が届く仕組みだ。店頭では注文した商品を受け取るのみで、キャッシュレスなショッピング体験を実現した。いそがしい朝やランチタイムの時間を有効に使ってもらうことを目的としている。
同社の石川康晴・社長はこれらの施策を導入することで「顧客や売り上げの拡大だけでなく、アパレルを含む小売業の課題である“労働力不足”の解消にも寄与するものだと考える。また、スマートレジやモバイルオーダーシステム導入によって、グローバルで進むキャッシュレス化に対応し、いそがしい人々やインバウンド、若い世代にも効率的かつストレスフリーなショッピングを楽しんでもらえる場所になると思う」とコメントしている。