ファッション

リユース店「セカンドストリート」が海外初進出 まずはLAに

 ゲオホールディングス(GEO HOLDINGS CORPORATION)が運営するリユース店、セカンドストリート(2ND STREET)は12日(現地時間)、ロサンゼルスにセカンドストリートUSAメルローズ店をオープンする。売り場面積は約250平方メートル。同業態の海外進出は初となる。

 セカンドストリートは、2017年末時点で国内に578店舗(スーパーセカンドストリート、セカンドアウトドアなどを含む)を有し、事業単体の売上高は約396億円(17年3月期)、前年同期比8.2%増だった。「“人口10万人に対して1店舗”を目安に出店計画を進めてきたが、競合や立地の状況から国内は天井が見えてきた。新たなフィールドに打って出る必要があった」と広報担当者。「ロサンゼルスは世界的トレンドの発信地であり、多様な人種が集まっている。流行に敏感な若年層、富裕層、観光客や、日本人をはじめとするアジア人も多く、リユースも定着しているため、売り上げが十分見込める考えた」と続けた。

 同社は15年11月にセカンドストリートUSAを設立し、開店準備を進めてきた。セカンドストリートUSAメルローズ店は17年4月に完成しており、セカンドハンドディーラーライセンス(日本における古物商許可証)の認可を待っていた。「これまではオンラインで商品を販売していた」という。認可が下りたことで、12日から実店舗で古着の販売、買い取りをスタートする。

 当面は、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」や「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」など日本から輸出する古着が3、4割を占めるが、「将来的には米国で買い取った古着のみで運営したい」という。

 今後の出店計画については、「2号店もロサンゼルスにオープンしたいが、具体的な出店地は決まっていない」と回答。ゲオホールディングスは17年6月、マレーシアにも現地法人を設立しており、「18年中に東南アジア圏にもセカンドストリートをオープンしたい」とコメントしている。「国内も年間40、50店舗のペースで出店を継続する」という。

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