ビジネス

巨大企業が取得したベルスタッフのCEOが交代 新CEOはアニヤ・ハインドマーチから

 ベルスタッフ(BELSTAFF)のギャビン・ヘイグ(Gavin Haig)最高経営責任者(CEO)が退任し、新CEOにヘレン・ライト(Helen Wright)=アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)前CEOが就任する。またモデルエージェンシー、ストーム マネジメント(STORM MANAGEMENT)の創業者でマネジャーのサラ・ドゥーカス(Sarah Doukas)が「ベルスタッフ」幹部に就任する。

 2017年秋にJABホールディング(JAB HOLDING)からベルスタッフを買収額非公開で取得した英化学メーカーのイネオス(INEOS)は、ヘイグCEOの退任は相互方の同意の上で程なく行われるとしている。
 
 ライトはアニヤ・ハインドマーチのCEOを2年間務めた他、カール・ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)のグローバル・バイス・プレジデント、フェンディ(FENDI)ヨーロッパ・中東・インド地域プレジデントを歴任し、ラルフローレン(RALPH LAUREN)などでも経験を積んだ。

 JABホールディングは、ジミー チュウ(JIMMY CHOO)をマイケル・コース(MICHAEL KORS)に12億ドル(約1350億円)で売却した。これで傘下のラグジュアリー・ブランドは「バリー(BALLY)」のみ。ブルームバーグ(BLOOMBERG)は、売却先の有力候補として中国の繊維メーカー、山東済寧如意毛紡織(SHANDONG JINING RUYI WOOLEN TEXTILE CO. LTD)を挙げている。なお、売却について「バリー」のコメントは得られていない。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。