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アダストリアがコスメブランドを立ち上げ

 ファッションブランド「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ローリーズファーム(LOWRY’S FARM)」などを手掛けるアダストリア(ADASTRIA)は9月、オリジナルのコスメブランド「カレイドエビーチェ(CALEIDO ET BICE)」をローンチする。20代後半〜40代の働く女性をターゲットに、スキンケア、メイクアップ、ヘアケア、フレグランス、ボディーケア、飲食、アクセサリー、ジュエリーを取り扱う。価格帯は200〜3万円だ。

 「カレイドエビーチェ」は万華鏡を意味する「カレイドスコープ」とイタリア語で美しいを意味する「カレイド」、幸運を意味する「ビーチェ」を掛け合わせ、万華鏡のようにさまざまに変化する女性の心理に寄り添い、美しくする思いをブランド名に込めた。自身で使えるカラーメイクやスキンケアアイテムの他、ギフト需要に応えるフレグランスやボディーケアアイテムなどをそろえる。化粧品の他、バッグやアクセサリーはオリジナルで、一部食品などはセレクト品を取り扱う。スキンケアは植物由来成分を95%以上使用したラインを始め複数シリーズを展開する予定だ。自社ECの他、感度の高い消費者が集う都市のファッションビルを中心に年間5〜10店舗、5年で50店舗の出店を目指す。また、ショップの内装はヨーロッパの高級ホテルをイメージし、幅広い製品を取り扱えるよう面積は約46〜100平方メートルを想定。

 高橋泰子アダストリア コスメ事業部長は「アパレルの他、インテリア、飲食なども扱っている弊社だが、福田三千男・会長兼最高経営責任者の女性のライフスタイルに寄り添う全カテゴリーに進出したい、という思いで化粧品ブランドを立ち上げることになった。働く女性が増え女性の社会進出率が高まる中、ファッションだけでなくメイクの需要も上がっている。また、若年層のお客さまが多いわれわれにとって新ブランドは新たな層の開拓につながる。アダストリアのリソースを活用し、女性のあらゆるライフスタイルを支えるブランドに成長させたい」と意気込みを語った。今回のコスメ事業には、ビューティ事業を長年手がけてきた高橋氏を迎え、他スタッフもビューティ経験者だ。また、販売員も元美容部員などを採用する予定で、さらに化粧品の知識や技術の他、栄養学などの研修を行う。

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