「プラダ(PRADA)」の2018-19年秋冬メンズがミラノで発表されました。
一緒に取材した後輩記者は、コレクションのキーワードを「『アーカイブ』だったのでは?」と話します。確かに最新コレクションには過去「プラダ」が発表した色と柄が多く、中でも「WWDジャパン」は「ダークトロピカル」と題したトレンドを牽引した14年春夏メンズ、同じく南国ムードながらバロックテイストの11年春夏ウィメンズ、炎を上げながら爆走するスポーツカーをモチーフにした12年春夏ウィメンズなどは、記憶に新しいところ。
そして、一番のビッグニュースは「プラダ スポーツ(PRADA SPORT)」の赤いロゴアイテム。スポーティーなハイスペックウエアやストリートライクなスタイルがすっかり普及した今、「プラダ スポーツ」は百貨店バイヤー待望のラインになることでしょう。
なんて思っていたら、ショーが終わってたった4時間で、この“人”がそんな「プラダ」の最新コレクションを大解剖してくれました。今やファッション界のご意見番、というかアクションが過激でグリーンピースの様相を呈してきた「ダイエット プラダ(Diet PRADA)」です。
「ダイエット プラダ」については上記リンクで触れていますが、今回もこのインフルエンサー、圧倒的なリサーチ力で18-19年秋冬メンズに盛り込まれたアーカイブ柄を一挙にインスタで紹介しています。
アカウントによれば、1996-97年秋冬のモチーフもあるらしく、それを即座に発見できるなんて、さすがは「ダイエット プラダ」。「プラダ」の名にかけて、いつも以上の執念のリサーチです。
「ダイエット プラダ」は実はデュオで、トニー・リウ(Tony Liu )とリンゼイ・シュイラー(Lindsey Schuyler)という2人が運営しているそうです。2人は2018年春夏「ミュウミュウ(MIU MIU)」のショーにゲストとして招かれているので、もしかしたら「プラダ」とツーカーなのかもw⁉︎
11月末には12万人だったフォロワーは、最近のステファノ・ガッバーナ(Stefano Gabbana)︎とのケンカや、ブルース・ウェーバー(Bruce Weber)の糾弾キャンペーンで23万人まで急上昇しています。「ダイエット プラダ」、ますます目が離せません。