2018年1月18日号は、ビューティ業界を代表する20社の代表に17年の振り返りと18年の展望と戦略を語ってもらう特集です。毎年恒例の同特集では魚谷雅彦・資生堂執行役員社長兼最高経営責任者(CEO)やジェローム・ブリュア(Jerome Bruhat)日本ロレアル社長、ジュイ・ウォン(JuE Wong)=モロッカンオイル(MOROCCANOIL)CEOなど、国内外の企業トップにインタビューをしています。
そんなトップの方々の話の中で出てきた3つのキーワードに注目です。1つ目は「ブランドのDNAやアイコン商品の強化」。ブランドの顔になっているアイコン製品を再度見直し、プロモーションの強化などを予定しています。また、特にミレニアル世代を中心に、「新客の獲得への多様な試み」、そしてECを始めるなど、「オムニチャネル戦略の強化」も図っています。
さらに、新製品や施策など、2018年に注目するべきトピックスの他、全員への共通質問として「2017年感銘を受けた書籍や映画」を聞きました。美容業界を代表する企業のトップはどんな本を読み、どんな映画を見ているのかに注目です。企業のトップが共通に持つ興味や価値観、ビジネスヒントを垣間見ることができる1冊になっています。
ニュース面では、18年連続で市場規模を拡大している通販業界について取り上げています。通信販売業界の現状とともに、今後の課題を阿部嘉文・日本通信販売協会が語ります。また、「ローリーズファーム(LOWRY’S FARM)」などを手掛けるアダストリア(ADASTRIA)のオリジナルコスメブランド「カレイドエビーチェ(CALEIDO ET BICE)」の始動や資生堂が米ベンチャーから人工皮膚を開発する事業の取得にも注目です。
その他元サッカー選手のデヴィッド・ベッカム(David Beckham)がロレアル(L’OREAL)と組んでローンチするメンズグルーミングブランド「ハウス 99(HOUSE 99)」、ビューティサロン「リム(LIM)」が展開するオーガニックブランド「リサーチ」から発売する新ネイルオイル、「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBENSTEIN)」の新セラムなど、新ブランドや新製品が目白押しです。