ジョン・ガリアーノ(John Galliano)が初めて完全監修した「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」のメンズ・コレクションが、2018-19年秋冬パリ・メンズ・ファッション・ウイーク中の1月19日にショー形式で発表されると、同ブランドのマネジャーが明らかにした。ショーは、パリ7区のオテル・デ・ザンヴァリッド内に位置する軍事博物館のサル・テュレンヌで行われる。
ガリアーノは2014年10月に同社に入って以来、これまで公式にメンズ・コレクションに関わったことがなかったという。リカルド・ベッリーニ(Riccardo Bellini)=メゾン マルジェラ最高経営責任者(CEO)は、「ガリアーノのクリエイティブなビジョンの中核は、メゾンのクチュール精神に根ざした新しいスタイルを創造することだ。彼は過去を見直すのではなく、未来を見ることを選んだ。このビジョンは、メゾンとそのDNAの前向きな考え方を反映している。新たなコレクションは、メンズウエアのラグジュアリー市場において確固たるポジションと基盤を築くだろう」と自信を見せる。
「メゾン マルジェラ」は、メンズウエアを世界60の直営店と400の拠点で販売されている。ベッリーニCEOは今後について「独立店舗を増やしつつ、デジタルを強化して直接管理できる販路を拡大する。デジタル化は将来的な戦略の鍵だ。ガリアーノの新ビジョンをビジネスの中核に置き、メゾン全体および全コレクションで成長を加速させることが目標。過去数カ月間、全てのコレクションにおいて2ケタ増を達成しており、成長の勢いを実感している。18年はメンズに加え、ガリアーノの新ビジョンに基づいたプロジェクトも控えている」と語った。