ファッション

キム・ジョーンズが「ルイ・ヴィトン」を去る 18-19年秋冬がラストに

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ・アーティスティック・ディレクターを務めるキム・ジョーンズ(Kim Jones)が、18日にパリで発表する2018-19年秋冬コレクションを最後にメゾンを去ることが明らかになった。キムは11年から同職を務めてきた。

 「ルイ・ヴィトン」はキムを、「史上初の大成功を収めたプロジェクトやコラボレーションの原動力だった」と賞賛。マイケル・バーク(Michael Burke)会長兼最高経営責任者は、「トレンドをけん引する能力が極めて高い」と評価し、「キムと働いた人間は皆、彼の今後の活躍を望んでいる」とエールを送った。後任は発表していない。

 だからこそ彼の去就については、すでに様々な憶測が飛び交い、これを機にメンズの世界もデザイナー交代劇が相次ぐのではとの声もある。米「WWD」は昨年9月、「ヴェルサーチ(VERSACE)」が協議を重ねていると報じた。

 また、クリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)が去る「バーバリー(BURBERRY)」についても最有力後任候補の1人とされている。

 キムにはウィメンズの経験はないが、セント・マーチン美術大学の卒業コレクションでは、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)がウィメンズをピックアップしたといわれている。彼は08年から11年、「ダンヒル(DUNHILL)」のクリエイティブ・ディレクターを担当した。

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