資生堂は、総合美容施設「シセイドウ ザ ギンザ(SHISEIDO THE GINZA)」を同社の本店と位置付け、「シセイドウ ザ ストア(SHISEIDO THE STORE)」として19日にグランドオープンする。施設では化粧品販売に加えエステやヘアメイクアップなどの美容サービス、カフェ、美容セミナーなどのコンテンツをそろえ、トータルビューティを提案していく。18日に行われたオープニングセレモニーには特別ゲストとしてモデルの森泉、森星姉妹が登場し、資生堂の魚谷雅彦・社長と共にテープカットを行い、オープンを祝した。
「シセイドウ ザ ストア」は、資生堂創業の地である銀座の街、中央通りに「シセイドウ ザ ギンザ」として2011年にオープン。全ブランドをそろえ、“知らない自分に会える場所”をコンセプトに、美の情報発信拠点の役割を担ってきた。そして今回、同社創業145年の歴史で培ってきた知見や技術、ブランド価値、文化的価値を体現する本店として生まれ変わる。これまでの、カテゴリー別の商品構成からブランド別にアイテムをそろえて世界観を発信。多様化するニーズに対応するため1フロアを増床し、4フロアを通してそれぞれの分野のスペシャリストが、日常の悩みから特別な日までライフスタイルに沿った美容提案を行う。魚谷社長は、「当社では『SHISEIDO』『クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)』などプレステージブランドの価値を高めることを重要戦略としている。グローバルで日本発のプレステージブランドに親しんでもらうためには、素晴らしい商品を生み出すのはもちろん、お客さまがブランドを体感できるタッチポイントを作ることも大切。『シセイドウ ザ ストア』は、当社が培った美の価値観や技術、ノウハウ、お客さまとの接点の全てをここに表現した。4フロアそれぞれでブランドの価値を感じ取ってもらい、世界中に広めていく重要な発信拠点となる」と期待を寄せた。
オープニングセレモニーに登場した森姉妹は、「年齢を重ねると、安心感から同じようなヘアやメイクになりがち。美のスペシャリストがいるのは心強く、アドバイスで新しい自分を発見したい。空間デザインも、資生堂のシンボルの“花椿マーク”が随所に隠されていて、きっと女性好みだと思う」(森泉)、「多くのブランドを扱っているにも関わらず施設内は一つ一つが見やすく、コンパクトにまとめられている。世界の人が銀座のカルチャーや資生堂の製品を味わってほしい」(森星)と絶賛した。