ビームス(BEAMS)は、クラウドファンディングのキャンプファイヤー(CAMPFIRE)と協業し、地域の魅力を再発見するプロジェクト「ライジングオブローカルユース(RISING of LOCAL YOUTH)」を始動した。南馬越一義ビームス創造研究所シニアクリエイティブディレクターの指揮の下、若手職人やクリエイターと共に地域の伝統的な物づくりを生かした商品を企画し、クラウドファンディング・プラットフォーム「キャンプファイヤー」を通じて広く発信し、先行販売と資金調達を行う。年内に4地域で実施し、その後全国展開を計画する。
「以前からクラウドファンディングには興味があり、自分も実際にパトロンになっていたりした」と南馬越シニアクリエイティブディレクター。キャンプファイヤーとは、同社が運営するファッションクラウドファンディング「クロス(CLOSS)」を通じて、繋がりができたという。「何か一緒にできないかと打診を受け、最近関わっている地方のモノづくりをサポートできるなと思いプロジェクトを立ち上げた」とコメントした。
プロジェクトの第1弾として、経済産業省中国経済産業局と共に、西日本地区の伝統工芸品や工業製品等に“カワイイ”“オシャレ”などの要素をプラスしたアイテムを開発。12品のうち、香川県の福田手袋による“パッチワークマフラー”や広島県の泰山堂による“金・銀屏風”など、7品に対して「キャンプファイヤー」で支援募集する。
また、プロジェクト期間中はパルコ(PARCO)が運営するクラウドファンディングサービス「ブースター(BOOSTER)」から「キャンプファイヤー」の特設ページへの遷移と、関東エリアのパルコでのサンプル展示や広島パルコでのプロモーションも予定する。
「モノづくり新世代は、僕らセレクトショップとも親和性が高い。日本のいろいろな地域の作り手とタッグを組んでモノづくりに新しい価値を創出して地域を盛り上げていきたい」と南馬越シニアクリエイティブディレクターは意気込む。