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ヒジャブ着用モデルがロレアルのキャンペーンを降りる 差別発言が要因

 ヒジャブを着用し、「ロレアル パリ(L’OREAL PARIS)」の広告キャンペーンモデルに起用されたアメナ・カーン(Amena Khan)が同仕事から降りた。2014年、イスラエル国防軍とパレスチナ自治区のガザ地区を統治するハマースの紛争中に、彼女がツイッターで投稿した反ユダヤ主義のコメントをロレアルが発見したことが要因だ。

 同投稿はすでに削除されており、アメナは自身のインスタグラムで謝罪をした。「14年のツイートに関して深く反省している。ダイバーシティー(多様性)を祝うことが私の一つのパッションであり、差別はしない。最近(『ロレアル パリ』の)ダイバーシティーをうたったキャンペーンに参加したが、今回の騒動が及ぼす悪影響を考え、自らキャンペーンを降りることを決意した」と投稿している。ロレアルは「アメナが14年に投稿したツイートを最近発見した。彼女がその後謝罪していることに感謝するが、『ロレアル パリ』は全ての人を受け入れるブランドだ。アメナの決断に同意する」とコメントを発表した。

 アメナはロレアルにとって、ヒジャブを着用してマス向けのキャンペーンに登場した初のモデルだった。彼女はヘアケアライン「エルヴィーヴ(ELVIVE)」の新キャンペーンに起用され、他にもさまざまな人種のモデルとともに登場した。また、「ロレアル パリ」は17年9月にも、同ブランドが初めて起用したトランスジェンダーモデルのマンロー・バーグドルフ(Munroe Bergdorf)との契約を打ち切った。彼女はアメリカ・バージニア州シャーロッツビルで開催された極右集会に対する過激なコメントをフェイスブックに投稿していた。

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