カメイ・プロアクト(東京、長谷部誠・社長)は、2014年創業の米国のバッグブランド「MIS」の日本国内における独占輸入販売権を1月に取得し、同ブランドの日本初の輸入代理店となった。3月末をめどにECサイトをオープンし、18年秋冬シーズンから卸も本格化する。
「MIS」は“Make It Simple”の頭文字をとったもので、その名の通りシンプルでタフなデザインが30代男性を中心に支持されている。これまで伊勢丹やユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)、ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)などで販売されてきた。
ミルスペック(米国軍用規格)に対応したパーツを用い、同規格をクリアしたカリフォルニア州内の工場で全アイテムを生産する。主に使われているのは耐久性に優れたコーデュラナイロンで、コーティングを施すことでさらに防水性と強度を高めている。
バックパックが2万円前後、ショルダーバッグが1万3000円前後、ポーチが6000円前後と価格は手頃で、18年春夏シーズンはサコッシュや巾着型ポーチをリリースするなど、「女性が使えるアイテムも増えている」と小松理史ブランドリーダーは語る。