50年以上にわたりショービジネスのキャリアを築いてきたシンガーのエルトン・ジョン(Elton John)が、ラストツアー「Farewell Yellow Brick Road」を9月8日から行う。アメリカからスタートし、3年間にわたって300回ものショーをヨーロッパやアジア、オセアニアで開催する。東京でも2019年末に公演を予定している。
70歳のエルトン・ジョン自身が「僕のキャリアで1番多くの、そしてファンタスティックなショーになる」と断言するツアー衣装をデザインするのは、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)「グッチ(GUCCI)」クリエイティブ・ディレクターだ。「ミケーレは故ジャンニ・ヴェルサーチ(Gianni Versace)をほうふつとさせる」と話すエルトン・ジョンは、「ミケーレのデザインはユーモアがあり楽しくもあるが、美しい。ジャンニとは親友だったが、今はミケーレと仲がいいんだ」と、精巧な刺しゅうが施された「グッチ」の花柄の錦織ジャケットを着て語った。ジャケットのバックには“GUCCI LOVES ELTON”の文字。ミケーレとの個人的な交友関係が「グッチ」との独占契約に至った理由だという。
キャリア最後のツアーを行う理由について「僕の人生で1番大切なものが変わったんだ。僕が今1番大切にしたいのは、息子たちと夫、家族だ」と、5歳のエリヤ(Elijah)、7歳のザカリー(Zachary)、夫のデヴィッド・ファーニッシュ(David Furnish)について語った。今後の活動については、「音楽活動はやめない。これからも、音楽もミュージカルも作り続ける。僕の写真展も開催し続ける。だが、息子をサッカー教室に連れていくこと。これが僕にとって重要なことなんだ」と明かした。