ローレルは1月30日、日本全国の“食べておいしい素材”を活用したナチュラルコスメ「シロ(SHIRO)」で、米国初の直営店をニューヨークのソーホー地区にオープンする。同社は英国に3店舗を展開しており、今回で海外4号店目となる。
同社は、「グローバルブランドに育成するため、多くの世界ブランドが誕生したロンドンで存在感を強める」(福永敬弘ローレル専務)ことを目的に、海外1号店を2016年10月に開設。17年10月にはロンドンに2、3号店をオープンした。今回の海外4号店目は、著名ブランドやアートの発祥の地として有名なソーホーのウエストブロードウェイに位置する。
店舗面積は約32平方メートルで、店内は木や鉄などを組み合わせて、日本で製作した家具や什器などを置く。洗練されたシンプルさと街並みに溶け込むクラシックさを併せ持つブランドの世界観を表現する。展開する商品は、スキンケアやカラーメイク、フレグランスなど。
「18年度中にニューヨークでも3店舗程度まで展開し、19年にはパリ進出を狙っている。欧米で海外市場の地固めをした後、アジア諸国での販売に乗り出す予定」と意欲を燃やす。一方、日本市場では現在22店舗を展開し、17年度の売上高は前年比57%増と伸長する。「日本では今年、店舗拡大より生薬ラインの展開など商品作りに注力する」という。