「バレンシアガ(BALENCIAGA)」が昨年発表したボリュームのあるゴツめなデザインが特徴的な人気スニーカー“トリプル S(TRIPLE S)”の生産地を変更したことがSNSで話題となっている。
海外メディア「フットウエア・ニュース(Footwear News)」によると、発売当初から“Made In Italy”を謳っていた“トリプル S”だが、SNSを中心にここ最近「生産地が変更されるのではないか」との噂が広まっていた。そこである1人の持ち主が“トリプル S”のシュータン裏にある生産地を確認すると、表記が“Made In Italy”から“Made In China”に変更されていることを発見。カスタマーサービスに問い合わせたところ「“トリプル S”は当初イタリアで生産していたものの、出荷数増加に伴い、増産とスニーカーの軽量化を図るため中国の工場で生産することになった」とメールで返答があった。
これに対しSNSでは「品質が下がったにもかかわらず価格(約10万円)はそのまま」「“トリプル S”自体の価値が落ちる」「技術が流出し、複製がより簡単になってしまう」と悲痛なコメントが相次ぎ、ユーチューブには軽量化やディテールの違いについてのレビュー動画が投稿され反響を呼んでいる。
ナイキ(NIKE)やアディダス(ADIDAS)をはじめ、ここ数年多くのブランドがスニーカー市場の拡大に伴って、人員や生産工程の関係で中国に工場を設立、または中国の工場に生産を委託している。