ファッション

「バレンシアガ」の人気スニーカー“トリプル S”の生産地がイタリアから中国に

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」が昨年発表したボリュームのあるゴツめなデザインが特徴的な人気スニーカー“トリプル S(TRIPLE S)”の生産地を変更したことがSNSで話題となっている。

 海外メディア「フットウエア・ニュース(Footwear News)」によると、発売当初から“Made In Italy”を謳っていた“トリプル S”だが、SNSを中心にここ最近「生産地が変更されるのではないか」との噂が広まっていた。そこである1人の持ち主が“トリプル S”のシュータン裏にある生産地を確認すると、表記が“Made In Italy”から“Made In China”に変更されていることを発見。カスタマーサービスに問い合わせたところ「“トリプル S”は当初イタリアで生産していたものの、出荷数増加に伴い、増産とスニーカーの軽量化を図るため中国の工場で生産することになった」とメールで返答があった。

 これに対しSNSでは「品質が下がったにもかかわらず価格(約10万円)はそのまま」「“トリプル S”自体の価値が落ちる」「技術が流出し、複製がより簡単になってしまう」と悲痛なコメントが相次ぎ、ユーチューブには軽量化やディテールの違いについてのレビュー動画が投稿され反響を呼んでいる。

 ナイキ(NIKE)やアディダス(ADIDAS)をはじめ、ここ数年多くのブランドがスニーカー市場の拡大に伴って、人員や生産工程の関係で中国に工場を設立、または中国の工場に生産を委託している。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。