アイウエアのセレクトショップ、ブリンク(Blinc)を運営する荒岡眼鏡は2月1日、東京・御徒町に新業態となるカフェ「ルッテン(RUTTEN_)」をオープンする。店舗の総面積は約29平方メートルで、カウンターとテーブルの計15席。荒岡眼鏡は1940年に神田で創業し、戦後は御徒町に移転し営業を続けた。2001年には外苑前にブリンクを、08年には表参道にブリンクベース(Blinc Base)をオープンし、国内外のアイウエアブランドを取り扱ってきた。
同店のコンセプトは時間と時間の“合間を楽しむ”こと。コーヒーは約100年の歴史をもつ老舗焙煎所に依頼した豆を使用し、酸味が少なくビターでキレがあるビターブレンド(295円)や、甘みと酸味、コクのバランスに配慮したルッテンブレンド(295円)などを用意する。ランチメニューには、インドとタイをミックスした風味の“大豆のキーマカレー(コーヒー付き、895円)”“特製スパイスが利いたボロネーゼ(コーヒー付き、945円)”などを提供し、生ビールやワインも楽しめる。
内装デザインはヤエカ アパートメント ストア(YAECA APARTMENT STORE)やミスターハリウッド大阪(MISTER HOLLYWOOD OSAKA)、N.ハリウッド銀座(N.HOOLYWOOD GINZA)などの店舗デザインを手掛けた大重暁が担当。荒岡敬「ルッテン」プロデューサーは「『ルッテン』が位置する場所は、御徒町でもやや裏側にあたる場所で、このエリアを裏御徒町“裏オカ”と勝手に名付け、微力ながら街に貢献し裏オカの景色をより良く変えていけるように努めたい」と語った。
同社が新業態に参入した理由は、3代目へと経営移行していく中で、自分たちを育ててくれた御徒町に恩返しをしたい、住民の休息の場所を作りたいという思いから。老若男女が気軽に立ち寄れるカフェを目指す。