ルームウエアブランド「ルーム(L(R)OOM)」が2月1日にデビューした。コンセプトは、“この街のどんな場所だって、オレの部屋の一部に過ぎない”。原竜二「ルーム」ディレクターは、「スタイリッシュな部屋着のまま、レストランでもバーでも出掛けよう」と呼びかけ、「オレが出掛けた場所がオレの部屋になる!」と豪語する。
ブランドを立ち上げたきっかけについて、「着飾ることに疲れてしまったオトナに向けて、これ1枚でどこにでも行ける服を提案したかった。例えば深夜に部屋でまったりしていて、急な呼び出しがあっても『ルーム』ならそのまま出掛けられる」と語る。
本水牛の角から削り出したボタンや、シルク100%の総柄ジャカード生地は共にオリジナルで、特に後者は、随所にハートを編み立てる遊び心ものぞかせる。メード・イン・ジャパンにこだわり、ファーストコレクションは開襟シャツやショートパンツなど全5アイテムを発表した。価格は2万4000~4万9000円で、「ルーム」公式サイトで販売している。
いずれのアイテムも、シルクならではの滑らかさと上品な光沢、編み地によるストレッチ性があり、原ディレクターは「シルクは“呼吸する繊維”と呼ばれ、肌抵抗が少ない。自宅にいるときのリラックス感をまとったまま出掛けてほしい」という。さらに「今後はセレクトショップや百貨店への卸に加え、高級車ディーラー店舗でのポップアップイベントなどでお披露目したい」と続けた。