ファッション

「ナイキ」ランニングシューズをめぐるレースが決着 ファッション業界関係者も購入権を獲得

 「ナイキ(NIKE)」は2月3日、ランニングシューズ“ナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリート”(5万5000円)の日本限定カラーの購入権を争うタイムトライアル「NIKE ZOOM VAPORFLY ELITE CHALLENGE」を東京・夢の島陸上競技場の陸上トラックで開催した。

 シューズサイズ別の走行グループ編成で、ルールは400mトラックを1kmあたり5分ペースでスタートし、1周ごとにペースが上がるというもの。各グループごとに、最も多く周回した人から順番に、用意した足数分だけ購入権が与えられる。80人近くのランナーが集まり、24cmが1足、25cmが5足、26cmが14足、27cmが13足、28cmが7足、29cmが2足の、計42足の購入権を争った。

 オープニングには、ゲストペーサーを務める東洋大学陸上部の西山和弥・選手と渡辺奏太・選手が登場し、参加者を激励した。西山選手は「最初から欲を出すと疲れるので、勝負所まで何も考えずに走るのが大事」とアドバイス。

 競技がスタートすると、序盤はスローペースだが、1周ごとに1kmあたりのタイムが30秒ずつ短縮されていく。1競技あたり10分弱で勝負が決するが、決着がつくころには1kmあたり約3分ペースのデッドヒートが繰り広げられた。参加者の後方を走るペーサーに追い抜かれるとリタイアとなるため、最後尾のランナーとペーサーが並ぶたびに周囲から声援が上がった。29cm2足を懸けたレースではラスト3人がしのぎを削り、牧野英明BEAMS RUN CLUB代表が僅差でその1足を勝ち取った。

 購入権獲得者の1人にレース時の作戦について聞くと、「作戦は立てなかった。レースを楽しめた」と笑顔で答えた。別の獲得者は「カーブでランナーが詰まるので、そこが順位を上げる狙い目だった」と語った。

 全競技終了後には、西山選手、渡辺選手、東京国際大学の浦馬場裕也・選手、伊藤達彦・選手と2000m走を競うイベントも行われた。イベント終了後、レジが会場に設置され、購入権獲得者は同会場でシューズを買い求めた。

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