駐日英国大使館は英国ブランドのコレクションを展示する展覧会「Fashion is GREAT - what is Britishness? - ファッションにおけるブリティッシュネス」を一夜限りで開催した。
同展覧会は英国政府が2011年から世界各国で展開している「GREAT CAMPAIGN(グレート キャンペーン)」の一環で、展覧会には「バーバリー(BURBERRY)」「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」「ハンター(HUNTER)」「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」など、英国を代表する19のブランドが参加した。
開会挨拶を行ったポール・マデン(Paul Madden)駐日英国大使は「ファッションは英国にとっての重要産業だ。日本語で“英国調”などと訳される“ブリティッシュネス”という言葉からはヘリテージ、ビスポーク、ロイヤル、イノベーション、クラフツマンシップなど、あらゆる単語が連想される。英国のブランドが一堂に会した貴重な機会なので、展覧会を通して“ブリティッシュネスとは何か”の答えを見つけてほしい」と話した。
また乾杯の挨拶を行った北畑稔レナウン社長は「日本人は英国ファッションに対する憧れがあると思う。日本人は自分が何者かを説明する時に自分の所属から話始める。英国由来のチェックやストライプなどは、かつては所属する団体を示していた。今日では所属を意味する部分は薄れ、ファッション要素が強くなっているが、日本人の所属に対する強い思いが英国のファッションと共鳴しているのではないかと思う」と独自の見解を語った。
また、この日のために来日した英国のテクノロジー企業360イベンツ(360EVENTS)が展覧会の様子を360度動画で撮影。業界人や関係者限定のイベントとして開催された同展覧会だったが、3月に開催される「アマゾン ファッション ウィーク東京(Amazon Fashion Week TOKYO)」に合わせてユーチューブで撮影した動画を紹介するほか、ヴァーチャル・リアリティ体験ができる仕組みについても準備中だという。