ハドソンズ・ベイ・カンパニー(HUDSON'S BAY COMPANY以下、HBC)は、ヘレナ・フォークス(Helena Foulkes)を最高経営責任者(CEO)に指名した。同人事は2月19日から適用される。2017年10月に同社を去ったジェリー・シュトルヒ(Jerry Storch)前CEOに代わってエグゼクティブ・チェアマン兼暫定最高経営責任者を務めてきたリチャード・ベーカー(Richard Baker)の後任人事だ。
フォークス新CEOは、サックス・フィフス・アベニュー(SAKS FIFTH AVENUE)、サックス・オフ・フィフス(SAKS OFF 5TH)、ギルト(GUILT)、ロード&テイラー(LORD & TAYLOR)などHBCのすべての傘下企業の運営とグローバル戦略を統括していく。
フォークス新CEOはゴールドマン・サックス(THE GOLDMAN SACHS GROUP INC.)やティファニー(TIFFANY & CO.)で経験を積んだ後、ドラッグストアチェーンのCVSに1992年に入社。同社をアメリカ最大級のドラッグストアに成長させる立役者となった他、CVSのデジタル化やタバコ販売中止などにも貢献し、14年からはCVSヘルス(CVS HEALTH)のエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼CVS ファーマシー(CVS PHARMACY)のプレジデントを務め、約9700店舗、約20万人の従業員を率いていた。