「グッチ(GUCCI)」とスペイン人アーティストのイグナシ・モンレアル(Ignasi Monreal)がコラボした、2018年春夏のキャンペーン広告が描かれた巨大なアートウォールがニューヨークとミラノに出現した。また、香港でも2月中旬から同様のアートウォールが登場するという。
ニューヨークのアートウォールが出現した場所はソーホーのラファイエット通り。約770平方メートルの大きさで、モンレアルらしいシュールなスタイルで、「グッチ」の最新コレクションのアイウエアを着用した女性2人が描かれた。制作はコロッサル メディア(COLOSSAL MEDIA)。
ミラノのアートウォールが出現した場所はカリバルディ通り近くのアート地区ブレラにあるバル、ラルゴ・ラ・フォッパ(Largo la Foppa)の壁面だ。176平方メートルの大きさで、ヤン・ファン・エイク(Jan van Eyck)の1434年の絵画「アルノルフィーニ夫妻像(The Arnolfini Portrait)」とヒエロニムス・ボス(Hieronymus Bosch)が15世紀に描いた絵画「快楽の園(The Garden of Earthly Delights)」からインスパイアされた作品が登場した。制作はアーバン ヴィジョン(URBAN VISION)。これらのアートウォールは約2カ月間展示される。
モンレアルは15年に「グッチ」のデジタルキャンペーン「#guccigram」に登場した他、「グッチ」18年プレ・スプリング・コレクションで、モンレアルの作品がプリントされたTシャツを発表し、17年12月のギフトキャンペーンでも「グッチ」のTシャツやシューズ、バッグ、ジュエリー、キッズウエア、陶器などのアイテムをモンレアルらしいタッチで描いた。
「グッチ」は17年5月にも、アンジェリカ・ヒックス(Angelica Hicks)とコラボしたアートウォールを制作している。