ジュエリー企業柏圭(KASHIKEY)のジュエリーデザイナーである小寺智子の作品展「トモコ コデラ ジュエリーの世界展」が2月7日、三越銀座店7階ギャラリーで始まった(13日まで)。小寺は日本人で初めて“ジュエリー界のオスカー”と呼ばれる2015年「インターナショナル・ダイヤモンド・ジュエリー・コンペティション(HRD AWARD 2015)」でグランプリを受賞した人で、自身のブランド「トモコ コデラ(TOMOKO KODERA)」を1996年にスタートし、斬新かつ着け心地のよいジュエリーを提案している。
テーマは建築から自然までさまざまで、コンセプチュアルでエッジの利いたデザインが特徴。同展では、コンペのグランプリを受賞した「もみ殻」や入賞作品の「お花見弁当」を展示。「もみ殻」は籾殻がモチーフで、イエローゴールドとダイヤモンドで造形した23種類、400粒から構成されている。「お花見弁当」は、プラチナでできた開閉式の弁当箱の中にダイヤモンドのおにぎりやウインナーの形をしたピアスがぎっしりつまったユーモラスな作品。その他、ニューヨークのクライスラービルディングをモチーフにした構築的なジュエリーや、ファンシーカラーのダイヤモンドをちりばめたネックレスなど代表作をはじめ、流れ星や雪、桜を有機的なラインで表現したジュエリーを展示販売している。小指や人さし指など10本の指それぞれの魅力を引き出すリングや、着ける人の耳の形に合わせたピアスやイヤリングなど、各パーツの流れに寄り添うような曲線をダイヤモンドの輝きで表現する。ピュアなラインのファインジュエリーはモード感満載だ。
銀座三越店には常設コーナーもあるが、同展では自由にジュエリーを試せるようになっている。