ファッション

本物?偽物? 「ディーゼル」が「デイゼル」をNYにオープン

 「ディーゼル(DIESEL)」は2月8〜13日、「ディーゼル」の“偽物”を売るショップ「デイゼル(DEISEL)」をニューヨークのキャナル・ストリートにオープンした。キャナル・ストリートは、テント型の路面ショップが軒を連ね「グッチ(GUCCI)」や「プラダ(PRADA)」「ロレックス(ROLEX)」などのブランドの偽物が売られていることで知られる通りだ。この「デイゼル」ショップもテント型の路面店で、他の偽物を売るショップに紛れるように設置された。

 「ディーゼル」はこのようなショップを設置した理由を「他の偽物を売るショップと同じような外装と内装で、接客も似せるから、何も知らない通行客はすぐに気づかないかもしれないが、『デイゼル』で売っているものは全て『ディーゼル』のデザインチームが“偽物”っぽく作った“別物”だ。このユニークなスタイルを挑戦した人をしっかりと録画できるようにカメラも設置してある。ブランドのファンと楽しくコミュニケーションし、見た目に欠陥があっても、好きなものを着ることを応援したい。好きなものを着るのは究極の個性と自信だからだ」と説明する。

 “偽物”ショップで売られる限定コレクションは“DEISEL”のロゴがプリントされたTシャツ、スエット、帽子などを用意。また、限定のデニムやライフスタイルアイテムも登場する。限定コレクションは“ノックオフ(Knock-off)”(スラングでノックオフは“偽物”という意味がある)されるほどの破格で販売するという。もしここでゲットできなくても、「2月13日から『デイゼ・・・』ではなく『ディーゼル』の公式ECサイトで販売する」ようだ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。