ファッション

本物?偽物? 「ディーゼル」が「デイゼル」をNYにオープン

 「ディーゼル(DIESEL)」は2月8〜13日、「ディーゼル」の“偽物”を売るショップ「デイゼル(DEISEL)」をニューヨークのキャナル・ストリートにオープンした。キャナル・ストリートは、テント型の路面ショップが軒を連ね「グッチ(GUCCI)」や「プラダ(PRADA)」「ロレックス(ROLEX)」などのブランドの偽物が売られていることで知られる通りだ。この「デイゼル」ショップもテント型の路面店で、他の偽物を売るショップに紛れるように設置された。

 「ディーゼル」はこのようなショップを設置した理由を「他の偽物を売るショップと同じような外装と内装で、接客も似せるから、何も知らない通行客はすぐに気づかないかもしれないが、『デイゼル』で売っているものは全て『ディーゼル』のデザインチームが“偽物”っぽく作った“別物”だ。このユニークなスタイルを挑戦した人をしっかりと録画できるようにカメラも設置してある。ブランドのファンと楽しくコミュニケーションし、見た目に欠陥があっても、好きなものを着ることを応援したい。好きなものを着るのは究極の個性と自信だからだ」と説明する。

 “偽物”ショップで売られる限定コレクションは“DEISEL”のロゴがプリントされたTシャツ、スエット、帽子などを用意。また、限定のデニムやライフスタイルアイテムも登場する。限定コレクションは“ノックオフ(Knock-off)”(スラングでノックオフは“偽物”という意味がある)されるほどの破格で販売するという。もしここでゲットできなくても、「2月13日から『デイゼ・・・』ではなく『ディーゼル』の公式ECサイトで販売する」ようだ。

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