インスタグラムを中心に人気を集めるウィメンズブランドの「ジュエミ(JUEMI)」が名古屋パルコで行った8日間(1月23〜30日)のポップアップショップで、1004万円を売り上げた。期間中には大雪に見舞われたものの、「サムシング(SOMETHING)」とのコラボデニムなど新作を発表し、売り上げを伸ばす要因になった。ラフォーレ原宿やパルコ、渋谷109などの東京都心のファッションビルに加え、名古屋や福岡などの大都市のターミナルでもEC発のブランドをポップアップショップや常設テナントとして導入する動きが活発化している。
「ジュエミ」は弱冠23歳の滝口樹理が代表兼デザイナーを務める、インスタグラム発のウィメンズブランド。「ジュエミ」のフォロワー数は4万人弱、滝口デザイナーは6万人強。昨年9月にラフォーレ原宿でオープンした2週間の期間限定店舗でも1300万円を売り上げていた。本間英俊「ジュエミ」クリエイティブ・ディレクターは「デザイナーのインスタによる認知と集客力が東京・都心のファッションビルだけでなく、地方の大都市でも有効だとわかった。売り上げは当初予算の二倍以上だった」と手応えを語る。
名古屋パルコには、インフルエンサーを起用したEC発ブランドの「エイミーイストワール(EIMY ISTOIRE)」が9月にオープン。初日に700万円を売り上げるなど、新たな有力テナントとしてEC発ブランドの導入で成果を挙げていた。