「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は2月9日(現地時間)、ニューヨークでランウエイショーを開催した。今回に限りNYでショーを開いたのは、移転オープンしたばかりの世界最大の旗艦店を祝うため。世界最大の店舗にふさわしいビッグイベントは、NYファッション・ウイークのハイライトになった。NYのようにダイナミックな「ボッテガ・ヴェネタ」の世界をリポート。
建築からライフスタイルまで!
NYから生まれたコレクション
18-19年秋冬コレクションについて、トーマス・マイヤー(Tomas Maier)=クリエイティブ・ディレクターは、「極端から極端に流れる、この大都会での生活から考えた」と話す。ファーストルックは、まるでパジャマのようなセットアップにオーバーサイズのコート。自宅でのリラックスタイムを表現したスタイルにはその後、アニマルモチーフや鮮やかな秋冬色、NYの建築に由来する立方体のモチーフが加わり、メガロポリスを生き抜く力強さを手に入れる。自宅という究極にリラックスできる空間から、大都会という究極にアクティブな世界まで——。トーマスが話す通り、NYらしい両極端な生活の双方に寄り添うバリエーション豊かなラインアップだ。
ビジネスの街NYのシンボルに
“「ボッテガ・ヴェネタ」アパートメント”出現!?
18-19年秋冬コレクションのショー会場になったのは、世界最大の金融街としてのNYを象徴する旧証券取引所。「ボッテガ・ヴェネタ」はここに、アイコニックな“イントレチャート”などを用いたメゾン独自の家具や、ジオポンティなどが手がける、1950年から70年代の象徴的なミッド・センチュリーのイタリアン・ファニチャー、こだわりの書籍のコレクションやアート作品をしつらえた、“「ボッテガ・ヴェネタ」アパートメント”とも呼ぶべきラグジュアリーな住空間を作り上げた。モデルはランウエイを歩き終わると、ソファでくつろぎ談笑したり、カウンターでグラスを傾けるかのように自分だけの時間を過ごしたり。仕事を終えくつろぐ姿を体現することで、トーマスが話す「極端から極端に流れる、この大都会での生活」を体現した。
ランウエイでパーティー!!
日本からは長谷川京子と佐久間由衣
ショーのフィナーレでトーマスが拍手喝さいを浴びると、一夜限りの「ボッテガ・ヴェネタ」ナイトは、アフターパーティーに突入!!ランウエイを歩いたモデルはそのまま“「ボッテガ・ヴェネタ」アパートメント”に残り、ゲストを出迎えた。ゲストは最新コレクションをまとったままのモデルを撮影したり、「ボッテガ・ヴェネタ」のソファに座ってドリンクを楽しんだりでメゾンの世界観を体感。全力で仕事をした後は、思いっきり遊ぶ。ニューヨーカーらしい一夜が更けていった。一夜限りの「ボッテガ・ヴェネタ」ナイトには、世界から多数のセレブが駆け付けた。日本からは女優の長谷川京子と佐久間由衣。長谷川が2018年プレフォールの淡いピンクのシフォンのドレスでリラックスエレガンスを体現すれば、佐久間は2018年春夏コレクションのヴィンテージサテンのホルターネックオールインワンでアクティブに。2人のコントラストも個性がぶつかりあうのがNYらしい。2人とも“イントレチャート”の細いベルトがスタイルのアクセント。
1 / 5
世界最大のメゾンは3つの建物を1つに 日本にもオープン予定
今シーズン限りのNYコレクションの理由になった世界最大のメゾンは、19世紀に建てられた3棟の邸宅の壁を取り壊して1つに繋げ、天井の高さを揃えた5階建て総面積約1400平方メートルの空間だ。メンズ&ウィメンズ、バッグ&シューズはもちろん、フレグランスやホームコレクションまでフルラインナップを揃える。最上階の5階は、ランウエイのショー会場同様、「ボッテガ・ヴェネタ」のホームコレクションが置かれた住空間“アパートメント”。トーマスお気に入りの絵画や書籍も並び、「ボッテガ・ヴェネタ」の世界観を全部体感できる。NYの次は、東京・銀座に新たなストアをオープン予定だ。
1 / 5
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン
0120-60-1966