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「親世代が使うSNSは“ダサい”」 米フェイスブック今年も若者離れ深刻か

 日本ではさかんに叫ばれているが、アメリカでもフェイスブック(FACEBOOK)の若者離れが深刻なようだ。米調査会社のイーマーケター(eMarketer)によれば、今年はさらに若年層の利用率低下が懸念され、25歳以下の利用者200万人が離脱すると予測する。「インスタグラム(INSTAGRAM)でさえ、25歳以下のユーザーを囲い込めていないのではないか」と同社。

 フェイスブックは月間の利用者数こそ増加しているが、「11歳以下の利用者は9.3%減、12〜17歳が5.6%減、18〜24歳で5.8%減」と2018年を予測する。ユーザー数を推定する同社としても、この世代の減少予測は初めてだ。

 一方、インスタグラムと比べて、若年層の取り込みに成功しているのがスナップチャット(SNAPCHAT)だ。アメリカ国内での合計ユーザー数でいえば、フェイスブックが1億6900万、インスタグラムが1億400万に対して、スナップチャットは8600万と見積もる。しかし、「今年の25歳以下の新規ユーザー数はインスタグラムが160万に対して、スナップチャットが190万」という。「スナップチャットも今後は30歳以上の年齢層の利用が増えると考えられる。そうなると、その子どもにあたるミレニアル世代が、親も利用しているアプリを“ダサい”と考えずに使い続けたいかどうか。これこそがフェイスブックが直面した問題だった」と今後の懸念点を挙げる。

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