メンズブランド「ファクトタム(FACTOTUM)」は東京・代官山の直営店を12日に閉店した。近日中に渋谷・原宿エリアへの移転を目指す。同店は2006年のオープン以降12年間にわたって営業を続けてきたものの、近年の代官山エリアはオープン時に比べてメンズのショップが減り、客足も減少傾向にあった。そこでブランドのコアターゲットである20〜30代男性が代官山よりも集まる地域、そしてインバウンド(訪日客)の売り上げを伸ばせる場所として渋谷・原宿近辺のエリアに移転先を絞り、昨年資本提携を結んだTOKYO BASEとともに物件の最終交渉を行っている段階だという。
広報は「“大人化”していく代官山よりも、最近盛り上がっている渋谷・原宿エリアの方が現在の『ファクトタム』のクリエイションと相性がいい。移転は挑戦だが、今の自分たちに合った場所で多くの若い人に見てもらいたい」とコメントした。