2018-19年秋冬ニューヨーク・ファッション・ウイークの会場周辺で来場者の圧倒的な支持を得たのは、ボリューム感のあるファーコートとダウンだ。どちらもさまざまなカラーバリエーションで登場した。中にはデニムジャケットなどのアウターの上にダウンやファーコートを合わせる上級者も現れ、アイテムでファーやボア素材を取り入れた来場者もいた。
他の主要都市では、ロンドンは「ジェイダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」と「ロエベ(LOEWE)」、ミラノは「グッチ(GUCCI)」、パリは「ヴェトモン(VETEMENTS)」と「バレンシアガ(BALENCIAGA)」というように着用率が高いブランドに偏りが出たが、ニューヨークは特定のブランドに集中するのではなく、それぞれの個性に合わせて着用ブランドの支持が別れた。
レッド、イエロー、ブルーなどの原色を筆頭に、主張の強いカラーがストリートに華を添えた。また、他の都市同様チェック柄は人気なようだ。
前回の2018年春夏のニューヨーク・ファッション・ウイークでは、スニーカーよりヒールに支持が集まったが、今回も引き続きヒールが人気のようだ。ニューヨーカーに安定して人気のニーハイブーツの他、ソックスブーツや、シルバーの光沢感のある素材のブーツも目を引いた。この宇宙服を思わせるメタリック素材を、アウターやボトムスに取り入れる来場者も見られた。