16日発売の「週刊現代」(講談社)が、雑誌「メンズジョーカー(MEN'S JOKER)」や「一個人」、細木数子の「六星占術」シリーズを発行する出版社KKベストセラーズが身売りしたと報じた。1月31日付で栗原武夫・社長が退任。2月1日付で廃業支援などを行うコンサルティング会社の代表で公認会計士の塚原浩和氏が新社長に就任したと伝えている。
塚原新社長は33歳。記事によると、労働組合との団体交渉の場で「出版事業には興味がない。今後はコンテンツの切り売りを進めていく」と明言したという。正確な数字は明らかになっていないが、全株式の譲渡額は30億円。栗原前社長以下、取締役全員が解任され、その中には栗原前社長の兄である栗原慎典・常務も含まれていた。
同社は17年10月に、ストリートファッション誌「ストリートジャック(STREET JACK)」の定期刊行の一旦休止も発表していた。