阪急うめだ本店1階コトコトステージ11で21日、韓国ブランドを集めたポップアップイベント「ハローソウル」がスタートする。アジア出身のクリエーターにフォーカスする期間限定イベントの第1弾として、27日まで開催される。関西初進出の3ブランドを含む6ブランドが出店。
昨年6月には阪急うめだ本店3階で“アジアンリゾート”をテーマに日韓ブランドを扱ったが、韓国ブランドに特化したイベントはこれが初めてだ。「ターゲットは10代後半~20代前半のミレニアル世代。SNSを中心にコスメやアイドル好きの10〜20代の方が増えており、特に人気なのは韓国のブランド。そんなニーズに応えたい」と同社。
店頭にはロゴが印象的なストリートブランドの「5252バイオーアイオーアイ(5252BYOIOI)」をはじめ、 韓国ライターの高井香子とコラボした限定アイテムを用意する「アギジャギ(AGIJAGI)」 、雑貨ブランドの「ハイ チークス(HIGH CHEEKS)」、ストリートブランドの「メインブース(MAIN BOOTH)」「ラブ イズ トゥルー(LUV IS TRUE)」、アイコニックなバッグブランドの「プレイノーモア(PLAYNOMORE)」の6ブランドをピックアップ。24日には高井香子との握手会・撮影会も実施予定だ。
韓国ファッションといえばネット通販という印象が強いが、17年のEC発ブランド「スタイルナンダ(STYLENANDA)」の旗艦店オープンを皮切りに、リアルでの影響力が一気に増したように感じる。渋谷109は17年に設けたインキュベーションプラットフォーム「イマダ・マーケット(IMADA MARKET)」で韓国ブランドを集めたポップアップを複数会開催してきたし、年頭の初売りでは韓国女性アイドルグループのBLACKPINKとコラボし、特設ショップの入店を待つ客の列が8階の店舗から階段を伝って5階まで到達したほどだ。ラフォーレ原宿でも定期的にポップアップを行ってきた他、17年3月には韓国ブランドを取り扱うセレクトショップ「コンビニ(KONVINI)」の常設店がオープンした。このように駅ビルが韓国トレンドを取り込むケースは増えてきたが、百貨店が積極的に韓国ブランドを誘致する例はまだ多くない。今年は実店舗などリアルでの韓国ブームがさらに広がりそうだ。