ファッション

「アンリアレイジ」森永やスズキタカユキらが「マームとジプシー」の衣装を手掛ける

 藤田貴大が主宰する演劇団体「マームとジプシー(MUM & GYPSY)」は、現在公演中の「川上未映子 × マームとジプシー みえるわ」で、6組のファッションデザイナーやクリエイターとコラボレーションしている。同作では小説家の川上未映子による7編の詩を、6つの演劇に編集して上演する。衣装を手掛けたのは絵本作家のヒグチユウコをはじめ、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」の森永邦彦、「スズキ タカユキ(SUZUKI TAKAYUKI)」のスズキタカユキ、「オーバーレース(OVERLACE)」の藤澤ゆき、「マラミュート(MALAMUTE)」の小高真理、「リロト(LIROTO)」の富塚尚樹らファッションデザイナーたち。それぞれが1~2編の詩に対して、主演の青柳いづみが着用する衣装を制作した。

 それぞれのクリエイターとデザイナーが手掛ける演目名は、ヒグチユウコが「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」、森永邦彦が「少女はおしっこの不安を爆破、心はあせるわ」、スズキタカユキが「戦争花嫁」、藤澤ゆきが「治療、家の名はコスモス」、小高真理が「冬の扉」、富塚尚樹が「夜の目硝子」「水瓶」だ。

 1月31日に東京・渋谷のライブハウス、ダブリュダブリュダブリュー(WWW)での初公演を皮切りに、宮城、長野、札幌公演を終え、これから横浜、山口、大阪、熊本、沖縄と巡回していく。会場はライブハウスや酒蔵、古い講堂など、本来劇場として使われることのない施設を選んでおり、各会場に合わせて扱う詩の演目を変更していく。
 
 「マームとジプシー」は、演劇作家の藤田貴大が2007年に立ち上げた演劇集団。俳優やテクニカルスタッフはほぼ同じメンバーで活動するがカンパニー化をせず、作品ごとに出演者とスタッフを集めて公演を行っている。12年からは、ほぼ2カ月に1 本のペースで演劇作品の発表をし続ける。注目される俳優の起用の他、ファッションデザイナーやアーティストとのコラボレーションも話題を集めている。

■「川上未映子 × マームとジプシー みえるわ」横浜公演
日程: 2月20日、21日
時間:20日 19:30~、21日 12:00~ / 16:00~
場所:横浜市開港記念会館・講堂
入場料:当日4500円 / 前売り券4000円

■山口公演
日程: 2月25日
時間:19:30~
場所:山口情報芸術センター・スタジオA
入場料:当日4000円 / 前売り券3500円

■大阪公演
日程:2月28日、3月1日
時間:19:30~
場所:ユニバース
入場料:当日券4500円 / 前売り券4000円

■熊本公演
日程:3月4日
時間:14:00~ / 19:00~
場所:早川倉庫
入場料:当日券4000円 / 前売り券3500円

■沖縄公演
日程:3月7日
時間:19:30~
場所:水円
入場料:当日券4000円 / 前売り券3500円

■沖縄公演2
日程:3月10日、11日
時間:10日 19:30~ / 11日 14:00~
場所:アトリエ銘苅ベース
入場料:当日券4000円 / 前売り券3500円

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